科目:マメ科 | 広葉樹
その他の名称:アフリカンサテンウッド、アフリカンチーク、アサメラ
学名:[Pericopsis elata]
産地
アフリカの中部、ガーナ、コートジボアール、ザイール、ナイジェリアに分布している。
特徴
樹高が45m、胸高直径が1mほどに達する、主にアフリカに生育している木で、世界的な銘木であるチークと木理、耐久性、肌目など似ている点を多く持っている。
乾燥はゆっくりと時間をかけて行う必要があるが良好で、乾燥後は狂いもなく、非常に安定した木材となる。
強度は高く、特に圧縮強さに高い適正が認められる。蒸し曲げの適性は高くはなく、中庸である。
基本的には通直であるが交錯木理がでる事があり、加工時に裂ける危険性はあるが割れはおこらない。釘打ちやネジどめに関しては前述の通り裂ける可能性がある為、下穴が必要。また、チークよりは接着性は高いとされている。
耐久性は非常に優れているが、湿気の多い状態で鉄に触れると腐食する危険性がある。シロアリなどの虫の害に対する耐性も高いので保存処理などを行う必要はない。
チークの代替材として利用されてきたが、近年、絶滅危惧種に指定された。
気乾比重:0.69
用途
高級家具、フローリングなどの内装、建具全般の他、ボートの建造など幅広く利用されている。
色調
辺材は乳白色を帯びた淡い黄褐色、心材は伐採直後は金褐色または橙を帯びた薄い色をしているが、空気に触れると徐々に色が濃くなっていく。辺材、心材の境界は色が違う為、明瞭でハッキリしている。
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