科目:マメ科 | 広葉樹
その他の名称:ボッドマホガニー、マホガニービーン
学名:[Afzelia spp.]
産地
アフリカのサハラ砂漠以南。主に赤道付近に分布している。
特徴
樹高が20m、胸高直径が1.2mほどの大きさのアフリカ大陸中央部に生育している木である。
乾燥については人口乾燥も出来るがとても時間がかかり、裂けやねじれがあるとそれが拡大する危険性もある。しかし、乾燥後はとても安定している材となる為、時間をかけるだけの価値があるとも言える。
強度に関しては全体的に高いレベルにあり、耐久性、安定性ともに非常に高い。
加工の際の注意点としてはしばしば、加工が困難な木理が交錯しているものがある。元々、硬くて肌目も粗い事から加工は容易ではなく、刃先を鈍らせる性質があるので道具を小まめに点検するなどの注意が必要である。
カリンの仲間なので、カリンの代用品として使われる事があり、その帯赤褐色の色調は最上のマホガニーを彷彿させる美しい表面を持つ。
総合的にみると、アフゼリアは乾燥や加工には時間がかかる木材であるが、加工を終えれば材質、見た目共にレベルの高い物が作れる良材だと言える。
気乾比重:0.62~0.95
用途
内装材、外装材、ドア、階段、カウンターの天板、船の側板など強度と耐久性が必要な箇所の材料として高く評価されている。
また、家具や床材、ウッドデッキの材料としても大変、優秀である。
色調
辺材は淡黄白色、心材は帯赤褐色で、色が明らかに違う為、辺材、心材の境界はハッキリしている。
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