アカギ

科目:コミカンソウ科 | 広葉樹
その他の名称:カタン
学名:[Bischofia javanica]

Bischofia javanica

産地

日本では奄美群島、沖縄諸島、先島諸島および小笠原諸島などに生育している。
海外においては中国の南部、台湾、オーストラリア、東南アジアなどに分布している。

特徴

樹高が20m、胸高直径が1.2mほどに成長する木で、北海道、本州、四国、九州には生育していない木である事からあまり広くは知られてる木ではないが沖縄などではポピュラーな樹種のひとつである。

乾燥についてはやや難しく、基本的には乾燥時に変形する事が多い。
加工性の高い木で、粘り気もなく、特に注意する事なく容易に加工を行う事ができる。また、仕上がりも良く、滑らかな表面にする事も難しくない。
耐久性については中庸で、基本的には屋外などで使用する事はできず、割れが生じやすいという欠点がある。

あまり市場に出回る木ではないが、沖縄では昔から木工家などが好んで使用している樹種であり、実績のある木材だと言える。

気乾比重:0.75

用途

程よい硬さがある事から家具の材料や、小物類などに主に利用される。

色調

色ムラのあまりない樹種で全体的に赤みがかった褐色をしている。
また、木目もあまり目立たない。

Bischofia javanica