アルビジア

科目：マメ科 | 広葉樹
その他の名称：レッドノンゴ、ホワイトノンゴ、ナンヨウギリ
学名：[Albizia spp.]

中央アフリカから東アフリカを経て、ジンバブエまでの高地に分布している。

平均樹高が37m、胸高直径は1mほどの大きさに成長する木である
人工乾燥をおこなう場合は割れやねじれを防ぐ為、乾燥はゆっくり行う必要がある。しかし、乾燥後は狂いが少ない安定した木材となる。
強度に関しては剛性、耐衝撃性ともにあまり優れているとはいえないが、圧縮に対する耐性は高いと言える。また、辺材は虫の害を受けやすいので保存薬剤などを注入するなどの処理を施した方が良いとされている。
比較的、割れやすい木材なので、釘打ち、ネジ止めには下穴が必要。また、木肌がやや粗い傾向があるので、表面の質感を美しくするには仕上げの際に目止め材などで表面処理などをおこなう必要がある。

気乾比重：0.70

比重が高く、水質に対する耐性、塩害などにも強いので、海洋工作物や杭などに利用される。
その他の主な利用方法としては建具やフローリングなどの床材、客車の内装などに使用される。
また、木目の美しいものはスライスカットされて化粧単板などに加工される。

辺材の色は淡黄白色から単黄色で、心材は帯赤褐色から濃褐色。辺材、心材の区別は容易ではっきりしている。