科目:モクセイ科 | 広葉樹
その他の名称:コバノトネリコ
学名:[Fraxinus lanuginosa f. serrata]
産地
日本では北海道から九州にかけての地域に生育している。
海外においては朝鮮半島などにも分布している。
特徴
直径が60cmほどの大きさに成長する木で年輪のハッキリとした環孔材である。木材が強靭で硬さがある事で知らている木でハッキリとした木目が美しい種でもある。
硬さのある木ですが杢理が精で特に癖がない為、加工においてはそれほど困難はなく、加工性は悪くない。
また、曲げ加工にも適しており、性質的には様々なものが作れるが、現在は数が少なく、大きく幅が取れるほど成長する種ではない為、用途は限られている。
尚、国内の広い範囲に生育しているが、良材は北海道の日高山などで伐採されたものだと言われている。
また、名前の由来についてはアオダモの樹皮を水に浸すと樹皮に含まれている蛍光物質が水に溶けて青く光る事から、その名が付いたとされている。
気乾比重:0.71
用途
野球のバットの材料として使用されている種類で、プロで使用されている木製バットも本種が多く使われているが、現在では良材が少なくなってきている事もあり、アッシュやメープルなどを用いられる事も多くなっている。
その他の用途としてはスキー板や楽器などにも利用されている。
色調
非常に狭い辺材は白色をしており、心材は褐色を帯びた白色。辺材と心材は明らかに色が違う為、区別は容易に行う事ができる。
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