科目:マメ科 | 広葉樹
学名::[Acacia melanoxylon]
産地
主にヨーロッパ、ロシア西端、中国、北米などに分布している。
特徴
樹高が25~30m、胸高直径は1m程でアカシア属の中で最も大きな樹種のひとつである。また、交錯木理を持っている為、木目が曲がりくねっている事も特徴のひとつだといえる。
かなり重く緻密な木材で乾燥は容易、安定性も高い。釘、ネジとの相性も良く、ステインと艶出しで美しい仕上がりを得る事ができる。
辺材はヒラタキクイムシなどの虫害を受けやすく、心材は耐久性こそあるものの、シロアリなどの被害を受ける事があり、保存薬剤などでの処理も容易ではないので虫害には多少注意が必要である。
気乾比重:0.66
用途
装飾性の高い高級木材で、最高級家具、キャビネット、羽目板などに用いられる。
また、見た目の美しさから内装建具に用いられる事もあり、ビリヤードのテーブル、工具の柄、銃床、フローリング材、化粧単板、ギターなど利用方法は多岐に渡る。
色調
辺材は黄白色、心材は赤褐色から黒に近い褐色で、赤い色調を帯びた光沢のある暗褐色の縞模様がある。色調はマホガニーに似た材だといえるようだ。
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