インディアンシルバーグレイウッド

科目:シクンシ科 | 広葉樹
学名:[Terminalia bialata]


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産地

インド東部のベンガル湾に浮かぶアンダマン諸島に分布している。

特徴

樹高が約40m、胸高直径が1.2mほどに成長する木で、暗色のものと淡色のものの2種類の木材が存在している。

乾燥は比較的容易で人工乾燥で行う場合は特に問題は起きない。天然乾燥させる場合には割れが起こる可能性が少しある。しかし、どのような方法で乾燥を行っても乾燥後は狂いの少ない良質な木材となる。

強度については全体的に中庸であるが、蒸し曲げには適さないとされている。
加工はどのような道具を用いても問題なく行う事ができ、加工性の高い木材だと言える。
耐久性に関しては虫の害を受けやすい傾向にあるが、杢のでている木材は耐久性が高いと言われている。

気乾比重:0.67

用途

主に高級家具や、建具の他、建材、内装材などとして用いられる。
また、美しい杢のでている木材はスライスカットされて化粧単板に用いられる事もある。

色調

辺材は、ほぼ木材全体を占めている事があり、その辺材の色は灰色を帯びた黄色となっている。これが通称「White chuglam」と呼ばれている所以である。
また、中には偽心材を持つものがあり、そちらは暗褐色の縞模様が見られ、非常に装飾性の高い木材となっている。


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