科目:カエデ科 | 広葉樹
その他の名称:イタヤ、ジャパニーズメープル
学名:[Acer momo Maximowicz]
産地
日本全国に分布しているが、良材は東北北部と北海道に生育している。
特徴
樹高が20m、胸高直径が1mほどになる木で、葉の形がカエルの手のような形をしている事からその名がついたと言われている。
200種以上ある楓の中で木材として有用なのは2種だけでイタヤカエデはそのうちのひとつになる。
同じくカエデ科のモミジは観賞用の樹木の為、木材としては殆ど使用される事はない。
イタヤカエデは非常に硬く、導管が詰まっているので強度があるが、乾燥を充分おこなっていないと反りやカビの発生を招く為、充分な乾燥が必要である。
気乾比重:0.58~0.77
用途
楽器の材料として有用で、ハーモニカやピアノのアクション材、ギターの材料などとして利用される。
また、材質が硬く、見た目も美しいので家具材としても利用され、質の良い家具を作る事ができる。
色調
辺材は淡黄乳白色、心材は淡黄淡紅乳白色で、色調が似ている為、辺材、心材の境界は不明瞭である。
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