科目:マメ科 | 広葉樹
その他の名称:ベンゲ
学名:[Millettia laurentii]
産地
アフリカの中央部。ザイール、カメルーン、ガボンなどに生育している。
特徴
樹高が18m、胸高直径が0.6mほどの大きさに成長する木である。
乾燥は非常に遅く、割れを防ぐ為に慎重に行う必要がある。乾燥後は収縮もなく、安定性も高い。ウェンジは強度の高い木材で衝撃に強く、曲げにも強いという特性を持っている。
加工は行いやすいが、釘打ち、ネジ止めをする際はドリルなどで下穴をあけた方がよい。見た目は裂けやすそうな印象があるが、実際にはそれほど裂けやすいという事はない。
また、水に濡れると成分がしみだし、石などが変色してしまうという特徴があるので、水に濡れる箇所での使用は注意が必要。
耐久性に関しては腐朽、虫害の両方に対して強い木材なので、耐久性が求められる用途に向いた樹種だと言える。
気乾比重:0.83~1.00
用途
主に家具材、内装材や、その耐摩耗性の高さからフローリング材など利用される木材である。
また、建材として用いられる場合もある。
色調
辺材は白色で、心材は黒紫褐色。辺材、心材の境界は不明瞭で見分けづらい。
最近のコメント