科目:マツ科 | 針葉樹
その他の名称:ホワイトパイン、イースタンホワイト、ソフトパイン、ケベックパイン、ロンググリーフパイン、ショートリーフパイン、ロブローリーパイン、スラッシュパイン、サザンパイン
学名:[Pinus echinata]
産地
主にアメリカ東部に生育している。
特徴
大きいものだと樹高が45m、胸高直径が1.5mにもなる大きな木で、摩耗に対する耐久性があり、光沢が出やすく仕上がりの美しい木だが、加工はやや困難である。
マツ科の木材としては比較的ヤニが出にくい木材で乾燥中の収縮などもおこらず安定しているので乾燥は容易である。強度も比重の割には全体的に高い樹種だといえる。
また、塗装性も良好な為、塗装をおこなう場合も美しく仕上がる。価格も安く、非常に使いやすい木材なのでホームセンターなどでもよく売られているが、一般的な家具の材料などに使用される木材なので高級家具での利用はほとんどない。
欠点としては虫害の耐性が高い木材ではない為、虫の害に対する注意が必要である。
気乾比重:0.39~0.42
用途
主に家具や小物、彫刻などに使用される。家具にする場合はオイルフィニッシュで仕上げるとカントリー風の優しい印象の仕上がりを得る事ができる。
また、低い収縮性と高い安定性を活かし、製図板やドアなどの内装、ギターやオルガンなど楽器の材料にも利用されている。
色調
辺材は淡黄白色で、心材は赤褐色。辺材、心材の境界は明瞭で見分けやすい。
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